
雨の中、街道を行列する参加者たち=中津川市の落合宿で
中津川市の落合宿と馬籠宿で8日、幕末に皇女和宮が中山道を通って徳川家に嫁いだ際の行列を再現したイベントが開かれ、市民らを楽しませた。
今月、両宿と中津川宿で開かれている「中山道中津川 三宿街道祭り」の行事の1つ。両地区の中高生や住民ら80人が、和宮や侍、女官らにふんし、午前に落合宿で、午後に馬籠宿で披露した。
落合宿では雨の中、古式ゆかしい姿の一行が「下に下に」とゆったりと進むと、観光客が盛んにカメラのシャッターを切っていた。
あでやかな衣装で輿(こし)に乗った和宮役の落合中学3年中村有里さんは「衣装は重かったけど、良い体験になった」と話していた。
馬籠宿場まつりは23日まで。夜にあんどんで街道を照らすほか、土日祝日には紅葉のライトアップもある。
(星野恵一)