
大正時代の建物や町並みが残る恵那市明智町の「日本大正村」で30日から、11月公開のアニメ映画「はいからさんが通る」と連携したキャンペーンが始まる。村長を務める女優の竹下景子さんが26日、大正村広場で開会宣言をした。
キャンペーンは12月28日まで。「大正ロマンできゅん」を合言葉に、6カ所を巡ると絵はがきがもらえるスタンプラリーや、写真共有サイト「インスタグラム」を活用したフォトコンテスト、アニメ原画展(11月25日~12月24日)を繰り広げる。
アニメの主人公、花村紅緒(べにお)の好物のつくねを載せた「はい唐あげ丼」をはじめ、飲食店や売店で「ハイカラグルメ」を販売する。一定額以上の購入者に特製コースターを贈る。
「はいからさんが通る」は1970年代に少女誌に連載された漫画が原作。テレビアニメやドラマ、実写映画にもなっている。大正時代を舞台にした作品にちなみ、当時の雰囲気を味わってもらおうと運営する公益財団法人や市が企画した。
竹下さんは「私も好きな作品。映画とともに大正村を楽しんで」とあいさつ。矢がすりはかまを着用した地元の明智中学校の女子生徒14人と一緒に写真に納まった。
恵那駅と明智駅を結ぶ明知鉄道では、有料施設や飲食店の割引特典付きのフリー切符(大人1380円、子ども700円)を販売する。
(問)日本大正村観光案内所=0573(54)3944
(吉岡雅幸)