
威勢よく花もちを売る競り人ら=高山市問屋町の市公設地方卸売市場で
飛騨地域の伝統的な正月飾りの花もちを売る「花もち市」が12日、高山市問屋町の市公設地方卸売市場で始まった。25日ごろまで開かれる。
初日は、買い受け人30人が集まり、競り人の威勢のいい掛け声で午前7時15分にスタート。切り株から伸びた枝に紅白の餅を巻き付けた花もちが、次々と競り落とされていった。
この日は、高さ10センチ~3メートルの大小さまざまな花もち1050個が台の上に並んだ。高さ約2.5メートルのものが、最高値の5万円で取引された。
競り人の坂地春雄さん(62)は「例年に比べると大きい株のものが多かったが、入荷量は少なかった。今後も少ないのでは」と話していた。
(加藤佑紀乃)