
新酒の味わいを楽しむ人々=恵那市岩村町の岩村醸造で
「女城主」の銘柄で知られる恵那市岩村町の岩村醸造で2日、新酒を披露する「蔵開き」が始まり、城下町の酒蔵は大勢の愛好者でにぎわった。
開場前から行列をつくった左党を前に、渡会充晃社長が「搾りたての新酒の味を楽しんでください」と呼び掛け、鏡開きで開幕を告げた。蔵内の会場には冬季限定の無ろ過生原酒などのたるが並び、おちょこを手にした人々がそれぞれの味を楽しんだ。
毎年訪れているという同市大井町の男性(39)は「地元の名酒が大好き。今年の新酒も甘みの中にキレがあっておいしい」と笑みを浮かべた。
蔵開きは今後、3月1日までの毎週日曜と2月24日の午前10時から午後3時半まで開催。参加料500円(試飲用おちょこ、400円分の買い物券付き)。(問)岩村醸造=0573(43)2029
(長谷部正)