
勇壮な舞を見せる踊り手たち=揖斐川町谷汲徳積の谷汲山華厳寺で
谷汲さくらまつりの本祭が3日、揖斐川町谷汲徳積の谷汲山華厳寺であり、県重要無形民俗文化財の太鼓踊り「谷汲踊」が奉納された。
谷汲踊は、平安時代末期に源氏が戦勝を祝った踊りが起源とされる。保存会の踊り手9人が鳳凰(ほうおう)の羽根を模した全長4メートルの7色の竹飾り「シナイ」を振り回し、勇壮な舞を披露した。
この日は、800メートルの参道両側に植えられたソメイヨシノ220本が満開を迎えた。来場者は、咲き誇るサクラの“トンネル”に見入りながら、散策を楽しんだ。
まつりは谷汲観光協会や町でつくる実行委が主催。協会と友好提携している和歌山県那智勝浦町などの物産販売もあった。まつりは10日まで。
(広田和也)