
飛騨牛山分けキャンペーンをPRする関係者=高山市冬頭町で
飛騨地域に宿泊する観光客に、抽選で飛騨牛の肉を贈る「飛騨牛1000人山分けキャンペーン」が、9月からスタートする。
飛騨牛のPRと、閑散期の観光誘客を目的に、飛騨地域観光協議会と、飛騨牛の販売を担う「飛騨農業協同組合」、飛騨牛の生産者組織「飛騨肉牛生産協議会」が合同で催す。
内容は、飛騨地域3市1村の116の宿泊施設のいずれかで、1泊2食以上する宿泊客に、抽選で飛騨牛を贈るというもの。10月31日のチェックアウトまでが対象。1頭分の肉を1000人で分けるため、当たる部位や量が異なる。施設のフロントでQRコードをスマートフォンで読み取り、名前や年齢を入力すると、当選結果がその場で分かる。
飛騨農業協組の谷口壽夫(ひさお)組合長は「長引くコロナで観光客が戻っておらず、飛騨牛の流通にも影響が出ている。宿泊客には、キャンペーンに参加し、楽しい思い出をつくってほしい」と話した。 (松沢侑香)