
初公開となるトロオドン科恐竜の復元模型=関市小屋名の県博物館で
関市小屋名の県博物館で9日から始まる特別展「パレオアート作品展 二人のパレオアーティスト」(中日新聞社共催)に向けて、作品の展示作業が6日にあった。
パレオアートは古生物の復元から生まれた芸術作品。今回は画家やイラストレーターとして活動する小田隆さんと古生物復元模型作家の徳川広和さんの作品を展示。会場には模型や絵画計約150点がずらりと並ぶ。
今回初公開となるトロオドン科恐竜の復元模型は、この展示のために館学芸員の高津翔平さん(33)が監修し、徳川さんが制作した。約1億3000年前の中国で生息していたものをモデルに、巣や卵と合わせて作り、3分の1のサイズで再現した。羽毛の質感や色などにもこだわり細部までリアルに仕上がっている。
高津さんは「これだけの作品が1つの場所に集まるのは珍しい。気軽に、楽しく鑑賞してもらえれば」とPRする。
来年2月26日まで。年末年始(29日〜1月3日)と月曜は休館(祝日の場合は翌平日)。一般600円、大学生300円、高校生以下無料。(金田侑香璃)