
個性的な酒器が並ぶ会場=多治見市市之倉町の市之倉さかづき美術館で
東海地方で活動する陶芸家の酒器を並べた「新春さかづき展」が、多治見市市之倉町の市之倉さかづき美術館のギャラリー「宙」で開かれている。29日まで。
美濃焼や瀬戸焼の産地で活動する17人が、織部や黄瀬戸などの伝統技法を生かした個性的な132点を並べた。
多治見市の後藤秀樹さんは、夕景のような赤みが美しい志野などの技法で貝殻のような曲線的な酒器を制作。愛知県瀬戸市の深見文紀さんは織部のぐい飲みなどに現代的なイラストを描いた。
美術館が年始に開く恒例の展示で、今年で15回目。担当者は「それぞれの作家さんが取り組んでいる目新しい作品が楽しめる」と話した。火曜定休。
(問)美術館=0572(24)5911
(真子弘之助)