
こまねこと記念撮影できるコーナーなど作品の世界観を味わえる企画展=岐阜市正木中のマーサ21で
静止している物体を少しずつ動かしながら撮影し、つなげて動いているように見せる「コマ撮り」。その手法で作られたアニメーション「こまねこ」の世界を体験できる企画展が、岐阜市正木中の商業施設マーサ21で開催中だ。8月20日まで。
「こまねこ」はコマ撮りをするネコの人形が主人公。NHKのキャラクター「どーもくん」を手がけたことで知られるアニメーション制作会社「ドワーフ」(東京)のスタッフが2003年に生み出した。これまで複数の作品が劇場で公開され、国内外で親しまれている。
会場にはアニメの1シーンを再現し、登場人物と記念撮影できるコーナーがあるほか、絵コンテや小道具を展示。作品ができるまでの過程が紹介されている。
マーサ21の開業35周年を記念した夏休みの特別企画。ドワーフなどによると、こまねこに焦点を当てた企画展は全国でも初めてだという。観覧料は600円。3歳以下と障害者手帳を持つ人は無料。 (中川耕平)