
飛騨市古川町中野の農業小林睦夫さん(79)=写真(左)=の私有林で、梅雨の時期に咲くドクダミの白い花が、一面に広がっている。
小林さんは約30年前から、所有する杉林の下草を刈り、薬草にも使われるドクダミが増えやすい環境を整えてきた。梅雨が明けたら茎から摘み取り、知人にあげたり、一部を出荷したりしている。
ドクダミの群生はおよそ40アールで、びっしりと花が広がる光景を目当てに写真愛好家も訪れる。今季は例年より一週間ほど早く、今月初旬に咲き始めた。小林さんは「ちょうど今が最盛期」と話す。花は順次咲き、7月中頃まで見られるという。
(島将之)