
展望図を参考に眺望を楽しむスキー客=高山市一之宮町で
今シーズンから高山市の直営となった同市一之宮町の市民スキー場(モンデウスパークスキー場)で、スノースポーツに加え、さまざまな工夫が訪れる人を楽しませている。
4人乗りリフトの終点付近では、北アルプスの展望図がリニューアルされた。天気の良い日には、雪化粧した乗鞍連峰や穂高連峰などを一望でき、図と見比べながら壮大な景色を堪能できる。歩いていくこともできるが、スキー場の営業期間中は、スキー板などをはかなくても往復のリフトが利用可能だ。
センターハウス内では、ブランコや跳躍器具、空気で膨らませた滑り台などがあるキッズスペースが大人気。週末には、スキーなどをしに来た多くの親子連れが活用し、子どもたちが大喜びで駆け回っている。同市花里町から孫と訪れた女性(59)は「子どもは一つのことだと飽きてしまうので、遊び場があるのはありがたい」と喜んでいた。
スキー場の営業は3月3日まで。市の担当者は「スキーができないシーズンにも、いろんな楽しみを提供できたら」と話している。(北川鈴乃)