
赤い実をつけたウワミズザクラ=高山市清見町の彦谷の里で
高山市清見町の彦谷の里周辺に自生しているウワミズザクラが真っ赤な実をつけ、一足早い秋の訪れを告げている。彦谷の里管理組合事務局長の宮垣津弘さん(62)は「これほど多くの実が色づいているのは初めて見た」と話している。
5~6月頃に白い花がブラシ状に密集して咲く。今年は花が多く咲いたため、5ミリほどの赤い実が多くなり、木全体を覆っている。
実はアンニンのような味があり、果実酒にも用いられる。清見町と飛騨市古川町を結ぶ卯(う)の花街道沿いにも多く見られる。
(片山さゆみ)