
色鮮やかな作品が並ぶ会場=岐阜市のぎふ清流文化プラザで
神戸町神戸の知的障害者支援施設「西美濃の里 工房TAKE」の利用者が織り上げた「さをり織り」の作品展が18日、岐阜市のぎふ清流文化プラザで始まった。7月26日まで、入場無料。
さをり織りは専用の織機で仕上げる手織りの一種。展示会は、県や県教育文化財団が主催した。
会場には、施設を利用する9人がさまざまな素材や色の糸を使って織り上げた作品や、その織物を使いデザイナーが製作したワンピースなど約40点が並ぶ。長さが10メートルにもなる大作もある。
施設で織り方を指導する馬渕敦子さん(77)は「さをり織りは自分を表現しやすい織物。作品一つ一つの違いや作者それぞれの個性を感じてほしい」と話している。
(北村剛史)