
ライトアップされ、幻想的な雰囲気の坂折棚田=恵那市中野方町で
「日本の棚田百選」で知られる恵那市中野方町の坂折棚田が、ライトアップされている。昨年に続き2回目。幻想的な風景は、満天の星と相まって、訪れる人を魅了している。来年3月中旬まで楽しめる。
棚田のうち約2ヘクタール部分のあぜ道に、2000個の発光ダイオード(LED)ランプを設置。太陽光で蓄電し、センサーで日没ごろから2時間ほど点灯する。色はピンクと黄色が30分ごとに変わる。
棚田の保全を進めるNPO法人「恵那市坂折棚田保存会」が、刈り取りを終えた棚田の魅力づくりとして企画。昨年好評で、今年も実施することにした。公式キャラクター「棚田マイちゃん」もランプで描いた。
保存会理事長の田口譲さんは「日没直後がきれい。棚田の美しさを感じ、保全の必要性を理解してもらえれば」と話した。(問)保存会事務局=0573(23)2032
(生田貴士)