
大鏡餅を奉納する氏子青年会員ら=垂井町宮代の南宮大社で
垂井町宮代の南宮大社で26日、氏子らが大鏡餅を奉納した。2月1日から始まる節分祭で販売され、売り上げは東日本大震災の復興支援として寄付される。
氏子青年会や自衛消防隊、地元の女性でつくる「敬神会」のメンバーら40人が参加し、もち米80キロをついて直径90センチの鏡餅2組を作った。奉納式では、3色の餅をヤナギの枝に巻き付けた花餅で飾った紅白のみこしに鏡餅を載せ、拝殿へ運んで神前に供えた。
鏡餅の奉納は2011年6月、青年会などが宮城県石巻市で復興支援の炊き出しをした縁で、翌年から毎年続けている。木村幸弘(よしひろ)会長(52)は「震災から9年たつが、途切れさせずに今後も支援を続けていきたい」と話した。
鏡餅は切り分けられ、1袋300円、花餅は1本500円で販売。節分祭では石巻産生ワカメも販売する。
(芝野享平)