
見頃を迎えた梅の花=恵那市明智町の土助梅園で
恵那市明智町の土助梅園で、梅の花が見頃を迎えている。50種400本の梅が次々とほころび、愛知県境に近い山あいの里に春の訪れを告げている。
園主の堀広幸さん(72)が1985年から、自宅周辺の水田や畑の跡で栽培を開始。徐々に品種を増やしながら梅の名所に育てた。妻の有希さん(65)が作る梅干しは特産品として人気を呼んでいる。
今年は正月明けから早咲きの一部が咲き始めるなど全体的に開花が早く、現在は養老や黒雲、未開紅(みかいこう)などの品種が花の盛りを迎えている。赤や白、ピンクの花が陽光を浴び、ほのかな甘い香りを漂わせている。
見頃は今月下旬まで。堀さん夫婦は「三密とは無縁の園内で梅の花を眺め、開放感を味わってほしい」と来園を呼び掛ける。
(問)土助梅園=0573(54)4125
(長谷部正)