
山之村牧場に仲間入りしたロッキー=飛騨市神岡町森茂で
飛騨市神岡町森茂の観光牧場「天空の牧場 奥飛騨山之村牧場」に先月31日、ヤギの「ロッキー」が仲間入りした。代々と世代が続く動物たちがいる同牧場では珍しい、外からの新メンバーの加入に、スタッフらも喜んでいる。
ヤギのロッキーは、乳用として多く飼育されるザーネン種のオスで、これまで飛騨かわい牧場で育てられてきた。名前は、誕生日の2017年6月9日の語呂にちなむ。体長は約1メートルと大きいものの、性格はおとなしいという。
山之村牧場には牛や馬、羊など8種類の動物がいるが、ヤギはこれまでシバヤギのみで、ロッキーを含めて計4頭になった。ロッキーは9月12日現在、入り口付近で来場者を出迎えているほか、敷地内の草を食べて除草に励んでいる。
初めて山之村牧場を訪れた名古屋市の会社員は、ロッキーを見つめて「意外と落ち着いていて、大きい」と指摘。飛騨市の小学3年、女児(8つ)は「エサを食べているところが、かわいかった」とほほ笑んだ。
同牧場の指定管理者「山之村牧場」の座主洋輔総務課長は「今までいなかったザーネン種のヤギで、動物好きのスタッフも喜んでいる。大切に育てていきたい。来場者にも喜んでもらえれば」と笑顔を見せた。
営業時間は午前10時~午後4時。(問)山之村牧場=0578(82)5890
(吉本章紀)