
節分にまく豆に見立てて展示されているハチノジフグ=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで
フグの鬼退治-。2月3日の節分に向け、各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふは、豆まきの豆に見立てたフグ「ハチノジフグ」を展示している。2月13日まで。
ハチノジフグはインドシナ半島やマレーシアなどに生息。全長6センチほどと小さく、ヒレを小刻みに動かしてすばしこく泳ぐ姿を、節分でまかれる豆に見立てた。さらに背中には数字の「8」に見える黄色い模様があることから、末広がりの意味も込めた。
「ハチノジフグの鬼退治」とのタイトルが付けられた水槽では、鬼のお面や「鬼ケ島」をイメージしたごつごつとした岩とともに15匹が泳ぐ。館内1階のエントランスで無料公開している。有料エリアは入館料が必要。
営業企画部の津々木匠さん(32)は「新年の幸せを願い、邪気を払うという思いを込めた。フグが泳ぐ様子を楽しんでほしい」と話している。
(浜崎陽介)