多彩な美濃焼が並ぶ会場を運営する小林さん＝岐阜市美殿町の小林漆陶で
表舞台になかなか登場しないが、優れた技術を持った窯元の美濃焼を紹介する「美濃 隠れ窯展」が、岐阜市美殿町の小林漆陶（しっとう）で開かれている。２３日まで。
多治見と土岐市にある９つの窯元で作陶された皿やカップ、茶わんなど約８０の作品を展示した。南国の海を連想させる透き通った青色を、うわぐすりでらせん状に模様を付けた皿や、結晶のような柄をした小皿が並ぶ。
企画したのは小林毅社長（４６）。大量生産のイメージがある美濃焼にも、高度な技術のある窯元や作者がいることを知ってほしいと計画した。小林社長は「近年、新しい美濃焼が登場している。モダンでバラエティーに富んだ作品を楽しんでほしい」と話している。
午前９時～午後６時。木曜日は休み。販売もしている。問い合わせは、小林漆陶＝０５８（２６５）９３１２＝へ。
（高橋貴仁）