
猫がモチーフの芸術作品や雑貨が並ぶ会場=可児市禅台寺で
猫をモチーフにした多種多様な芸術作品や雑貨が並ぶ「猫いっぱい展」が、可児市禅台寺の「珈琲&ギャラリー樹の萌(めぐみ)」で開かれている。300点以上あり、特に猫好きの人は目移りしてしまいそうだ。6月2日まで。
同市や中津川市、岐阜市などの県内をはじめ、愛知県や和歌山県、兵庫県などから作家13人が出展。出展者と店が、猫の作品を手掛ける知人に呼び掛けて実現した。
会場では、楕円(だえん)形の石を丸まって眠る猫に見立てて絵を描いた「石猫」、実際に着用できるかぶり物や手袋、和装した猫の絵、ピアスやイヤリング、がまぐち、バッグ、写真入りポストカードなどを展示販売している。
陶芸作家の鈴木隆雄さん(61)=土岐市肥田町=は、陶器の箸置きや時計、花入れなど小物80点を出展。トラ猫の人形がスイカ割りしたり視力検査したり、楽器を弾いたりしているかわいらしいオブジェもある。

石に描いた「石猫」作品=可児市禅台寺で
大学時代、先輩に勧められて猫作品の制作を始め、40年余がたつ。「本物の猫は言う事を聞かなくて、またそこが良いところなんだけど、人形なら自由にポーズをつけられて楽しい。作っているだけで癒やされます」と魅力を語る。作品展について「13人それぞれの作風が楽しめる。見た人に笑顔になってもらえたら」と話す。
土、日曜休みで、29日午後は休業。入場無料。
(神谷慶)