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【岐阜】ブルーグラス祭が復活 15・16日、上石津にバンド80組

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フェスティバルをPRする安川さん=大垣市上石津町上原で

フェスティバルをPRする安川さん=大垣市上石津町上原で

 「ブルーグラス」と呼ばれる米国発祥音楽の愛好家たちが集う野外音楽祭「岐阜マウンテンタイム・フェスティバル」が15、16の両日、大垣市上石津町上多良のかみいしづ緑の村公園である。かつて上石津で24年にわたって続いた催しで、7年ぶりの復帰開催。主催者は「上石津を再びブルーグラスの聖地に」と意気込む。

 ブルーグラスは牧草が豊かだった米ケンタッキー州の別名で、当地出身の開拓移民の子孫が1945年に音楽ジャンルとして確立させた。バンジョーやギター、マンドリンなどのアコースティック楽器のみで奏でられ、カントリーソングに似た懐かしい響きが特徴だ。

 学生時代に傾倒し、渡米してバンド活動をした経験を持つ弦楽器製作家の安川直樹さん(67)=上石津町上原=が、マウンテンタイム・フェスの前身となる岐阜ブルーグラス・フェスを75年に県内で初開催。その後、会場を何度か変え、86年から上石津町時山のバンガロー村を拠点にして2009年まで回を重ねてきた。

 バンガロー村の閉鎖で10年に移転を余儀なくされ、多治見市で続けてきたが、安川さんが「知人や関係者の多い地元の上石津で復活させたい」として会場探しに奔走し、緑の村公園での開催が実現した。

 中部や関東、関西地区などからバンド80組が集結し、2日間で250人近くが出演する。安川さんも2組のバンドに加わってバイオリンとマンドリンを演奏する。

 「ブルーグラスは自分が生きている証し」と言い切るほど、今も愛してやまない安川さん。「今年のフェスが成功すれば、来年以降も上石津で開ける。ブルーグラスと言えば上石津、と言われたかつてのにぎわいを取り戻したい」と話す。

バンガロー村で最後に開かれたフェスティバル=2009年10月、大垣市上石津町時山で(安川さん提供)

バンガロー村で最後に開かれたフェスティバル=2009年10月、大垣市上石津町時山で(安川さん提供)

 小雨決行。会場は一般の人たちにも無料で開放され、自由に演奏を聴くことができる。(問)安川さん=0584(45)2176

 (平井剛)


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